Atsutaka Manabe

クリスマスによせて


Dec 21, 2014

このホームページを立ち上げて、初めてのクリスマスです。

この四ヶ月間、実にいろいろなことがありました。喜んだり、そして落ち込んだり。でも結局たどりつく先は、たくさんの素晴らしい方々に支えられているから、今の自分、そして自分の音楽があるのだというシンプルな結論です。

アマチュアということに由来する甘えを断ち切ろうとして、このホームページを作ったり、多くのパブリックなコンサートを設定して自分を追い込んだりしているのですが、自分の実力がそれに遠く及ばないことに気づき、そして気づかされた一年でもありました。でも、自分の足りないところがどこにあるのかを真摯に考えるきっかけを与えてもらったとも言えます。来年の前半も、その考察の期間が続くでしょう。

数年前の講習会で知り合った、あるプロのピアニストから言われた言葉が、今でも強烈に頭に残っています。

苦しんで、苦しんで、その苦しんだ先にやっとはじめて音楽が出てくる、自分はそういうものを大切にしたいと。

私がその言葉を聞いてもう大分年月が経つのに、自分の立ち位置はそのときからまだ少ししか動いていないのでしょう。それとも、その入り口に、やっと手がかかったのかもしれません。

音楽は楽しむものであるべきというのが私の持論だし、そのこと自体は間違ってはいないと思いますが、その音楽を提供する側に立つと、Qualityの高い解釈を聴き手に提供することが義務になるということ、そしてそのためには人並み以上の努力が必要であるということも充分理解できます。でも、音楽の解釈を自分なりのベストで追及すること、そしてその表現法を最大限工夫する、そのことのために、苦しむのとは別の道もあるのではないか、というのが私の現状のスタンスです。甘いのかもしれません。

クリスマスの期間に、そんなことをじっくり考えながら、年が明けたら来年のソロコンサートに向かい、またあらたな気持ちでにピアノにの前に身を置きたいと思っています。

四ヶ月間、このブログに付き合ってくださった皆様、ありがとうございました。メリークリスマス!そして、どうぞ穏やかなお正月をお迎えください。

真辺 篤孝